皮膚病治療(柴犬編)⑦

[2021年04月04日]

柴犬の皮膚病治療の第7回目です。

大分発毛してきて元に近い状態になってきました。この子は、初診時かなりひどい状態で

痒みも激しかった為、通常の診断手順をかえてまず症状を落ち着かせることを優先しました。

来院時、すでにアポキルという痒み止めのお薬を飲んでいましたが、1日1~2回投薬している

にも関わらず、ほとんど効いていませんでした。

当院では、アポキルは一切使用せずにここまでいい状態にもってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬アトピー性皮膚炎があることはまず間違いはないと思いますが、他の治療オプションが

ないかどうか、食物アレルギーがあるのかどうか、飼い主様とお話して次のステップとして

検査をしていくこととしました。

この子は、今4歳でこれから先10年以上この皮膚病と付き合っていくことになりますので、

なるべく体に負担のかからない治療をしていくことが重要となります。

これから、まだまだ治療は続きますが、治療経過報告はとりあえず今回で終了とします。

7回シリーズとなりましたが、いかがでしたか?リアルタイムでの治療報告でしたので、

いい結果が出ない可能性もありましたが、とても順調によくなる経過がお見せできて

良かったです。また機会がありましたら、リアルタイム治療経過報告をしたいと思います

ので、どうぞお楽しみに。

 

森の樹動物病院は、鹿児島で犬猫のアレルギー性皮膚疾患、犬アトピー性皮膚炎などの痒みのある

皮膚病の治療に力を入れています。

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