猫の皮膚病④

[2021年04月20日]

猫の皮膚病の第4回目です。前回は、猫のアレルギーのお話でした。

前回までは文字ばっかりでしたが、今回は実際の症例の写真をご紹介したいと

思います。

その前にちょっと話が変わりますが、世界獣医皮膚科学会議(World Congress of

Veterinary Dermatology)という学術大会があります。

獣医皮膚科の中でも最も権威のある学術大会の1つですが、4年に1度開催され、

開催地はヨーロッパ、北米、アジア・オスアニアの3地域を交互にかえて行われます。

世界中の皮膚科専門医や研究者だけでなく、我々のような一般の獣医師も参加できます。

内容も犬猫のような愛玩動物から馬などの大型動物、野生動物やハムスターなどの

エキゾチック動物まで世界中の有名な先生方の最新の研究成果や治療法を聞くことが

できます。

研究発表だけではなく、教育講演や顕微鏡実習などのWetLabも行われます。5日間ほど

行われますので講演数がかなりあり、どの講演を聞こうか悩んでしまうくらいです。

私が初めて参加したのは2008年第6回の香港でした。前回紹介した”非ノミ非食物アレルギー

性皮膚炎”という言葉を提唱したDr.Favrotの講演は、カナダのバンクーバーで行われた

2012年第7回のときでした。2016年第8回はフランスのボルドーで開催され、2020年の

第9回は本来ならば、オーストラリアのシドニーで行われる予定でしたが、新型コロナ

ウイルスの影響でWEB開催となってしまいました。

そのWEB視聴の最終日が明日まででしたので、今朝も診療前に視聴したところでした。

すでに一巡は見たのですが、あと2,3つほど見直しておきたい講演があるので、明日まで

に時間を作って視聴する予定です。

現地へ行くのは、半分観光的なところもなくはないので行けなくて残念な部分もありますが、

興味のある講演を自宅で何回も視聴できたので、WEB開催自体はこれはこれでよかったよう

に思います。

ちなみに、2024年の第10回世界獣医皮膚科学会議はアメリカのボストンで開催予定です。

3年後ですが、そのころまでには新型コロナウイルス禍が終息しているといいのですが。。

最近は国内のセミナーや学会も軒並みWEB開催となり、病院をあけて出かけなくても

よくなったので楽にはなりましたが、見る数が多くなってしまい、逆に時間の確保など

大変になりました。。。

Dr.Favrotがらみで話が脱線してしまいましたが、気が付いたら結構脱線してしまいま

したので、本題はまた次回とさせていただきます。

 

森の樹動物病院は、鹿児島で犬猫の皮膚病、アレルギー性皮膚疾患などの痒みのある

皮膚病の治療に力を入れています。

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なお、皮膚科診療の初診は、時間がかかるため予約制とさせていただいております。

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